青木明日香のブログ

(VERSACE)の2019年春夏メンズコレクションが、2018年6月16日(土)にイタリア・ミラノで発表された。クリアなランウェイに、天井には枝垂れる花々。そこはまるで幻想的な花園。ヴェルブランドバッグコピーサーチの贅沢さそのままだが、煌びやだったり厳格さだったりが、優しさのベールに包まれるようで、いつもの印象とは少し違う雰囲気だった。ヴェルサーチ流、ハイブリッドスタイルの追及いざショーが始まると、とたんに厳格さや重厚なブランドらしさが現れると同時に、“今季らしさ”が漂う。スタートから続いたのは、クラシックとストリートの掛け合わせ。型の角ばった主張的なジャケットには、インナーにロゴTシャツとを並べたシャツ、そしてデニムパンツをスタイリング。足元はハイテクスニーカーだ。今季はそのが秀逸で、スーツ地のは、ロゴTシャツと派手な開襟シャツ、そしてのストレートデニム、足元にはカジュアルなサンダルをセレクト。ダブルでなエッセンスを抱合したクラシカルな地のなど、ディテールからも読み取れるハイブリッドもある。一方で、柄のセットアップなどを提案し、ブランドらしい極めてな演出にもぬかりない。中盤以降は、会場に咲く花々と同じく華やかな、フラワープリントが投影される。その表現は様々で、ニットのプルオーバーからシャツまで。先に述べた“ハイブリッド”のキーワードを共通項とするならば、これはおそらくのハイブリッドである。花柄は徐々に自由を手に入れて、ランダムなフリルやなどと共にその共存を加速させた。後半にかけて登場したネオンカラーは、今季のヴェルサーチの煌びやかであらゆるものが境界線を越える世界を、さらに呼び起こした。80年代を彷彿とさせるような、ポップな色使いはバスケットハットやスニーカーなどの小物でも現れている。そして、花柄のには、刺繍などのディテールが加えられ、アイコニックなチェーンのと融合していく。最後には、ラメが輝くフリル付きのシースルーシャツを重ねて花柄を幻想的ディオールバッグコピーに表現した。ヴェルサーチ流のファションの楽しみ方とは今回のコレクションでは、ストリート、フォーマル、フェミニンなど、ライフスタイルの中で出会う全てが凝縮されていて、それらに感化された“型破り”な男性の姿があった。しかし、女性が女性らしく、男性が男性らしくという考えさえも撤廃して、すべての垣根を超越する上でも、その態度は艶やかで毅然としているのがモットー。そして、普通だと面白くないからユーモアも忘れてはならない。これが、ヴェルサーチ流のリッチなファッションの楽しみ方なのだ。